株式会社 大阪ソーダ
〒550-0011 大阪市西区阿波座1丁目12 番18号管理本部
TEL:06-6110-1560 FAX:06-6110-1603
http://www.osaka-soda.co.jp
売上高
1株当たり当期純利益(EPS)/1株当たり純資産(BPS)/
1株当たり配当金(年間)
自己資本当期純利益率(ROE)
製品生産量
/CO
2排出量
営業利益
/経常利益
/当期純利益
総資産
/純資産
/自己資本比率
エネルギー使用量(原油換算)
再資源化率
120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
2010 (年度)
80,757 82,489 83,149 91,621
101,365
2011 2012 2013 2014
105,000
2015
(予)
(百万円)
500 400 300 200 100 0 2010
7.00 7.00 7.00 7.00 8.00 22.47 318.11 329.94 362.74 394.99 452.78 18.41 27.41 28.76 32.75
2011 2012 2013 2014
1株当たり当期純利益(EPS)
1株当たり純資産(BPS) 1 株当たり配当金(年間)
10.00 36.07
2015(年度)
(予)
(円)
50 40 30 20 10 0 (円)
8 7 6 0 2010 7.3 5.7 7.9 7.6 7.7
2011 2012 2013 2014(年度)
(%) 800 600 400 200 0 40 30 20 10 0 2010 630
21.9 23.0 25.4
27.2 27.4 638
596 570 579
2011 2012 2013 2014
製品生産量 CO2排出量
(年度)
(千t) (万t)
8,000 6,000 4,000 2,000 0 2010 2,425 1,940
2,888 3,029 3,450
3,800※ 4,470 4,618 4,246 5,025 5,241 5,747 6,300
4,082 4,538 4,751
5,172
6,000
2011 2012 2013 2014 2015 営業利益 経常利益 当期純利益※
(年度)
(予)
(百万円)
100,000 75,000 50,000 25,000 0 55 50 45 40 0 2010 65,214
33,601 34,843 38,246 41,615
47,704 67,677
76,804 84,326 100,893
2011 2012 2013 2014
総資産 純資産 自己資本比率
51.4 51.4
49.7 49.3
47.3
(年度)
(百万円) (%)
150 100 50 0 2010 126 124 117 109 109
2011 2012 2013 2014(年度)
(千kL )
100
90
80
0
2010
84 84 84
89 91
2011 2012 2013 2014(年度)
(%)
※予想値は親会社株主に帰属する当期純利益
プロフィール
沿革
グループ企業理念
大阪ソーダグループは、1915年10月に独自の 電解技術の確立により創立し、今日までソーダ 工業のパイオニアとして日本の化学工業の発展 に貢献してまいりました。
当社グループは、100 年の歴史のなかで、基 礎化学品、機能化学品、電極、ファインケミカ ル、ヘルスケア、バイオ、環境分野に至るまで 独自技術を生かした特長ある化学製品を提供し、 業容を拡大してまいりました。現在も、2014 年度からスタートした中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」で、さらなる成長に向けた様々 な施策に取り組んでいます。
当社は本年10月に創立100周年を迎え、これ を機に社名をダイソー株式会社から株式会社 大阪ソーダへ改めました。私たちはこれからも、 創業時から受け継いできた独創的なものづくり の DNA で新たな価値を創造し、「化学でもっと いいこと。」を実現してまいります。
1915 年
1917 年 1931 年 1948 年 1949 年 1952 年 1953 年 1956 年 1961 年 1968 年
1970 年
1971 年
1975 年
1988 年 1990 年 2001 年
2002 年
2003 年
2005 年
2006 年
2008 年
2010 年
2012 年
2014 年
2015 年
かせいソーダの製造販売を目的として 資本金75万円にて大阪市に大阪曹達 株式会社を設立
小倉工場(福岡県北九州市)を建設 尼崎工場(兵庫県尼崎市)を建設 東京出張所(現・東京支社)を開設 大阪証券取引所市場第一部に株式上場 松山工場(愛媛県松山市)を建設 東京証券取引所市場第一部に株式上場 大曹商事株式会社を設立
研究センター(兵庫県尼崎市)を開設 岡山化成株式会社を旭化成工業株式会 社(現・旭化成株式会社)と共同出資 にて設立
大曹有機株式会社を設立 岡山化成株式会社水島工場を建設 アリルクロライド、エピクロルヒドリ ンの製造開始
ダイソーエンジニアリング株式会社を 設立
大曹有機株式会社を吸収合併し、当社 の水島工場とする
社名をダイソー株式会社とする デュッセルドルフ事務所を開設 ダイソーエンジニアリング株式会社が 子会社 株式会社ジェイ・エム・アール を設立
蝶理ケミカル株式会社を子会社化し、 社名をダイソーケミカル株式会社と する
大曹商事株式会社とダイソーケミカル 株式会社が合併し、ダイソーケミカル 株式会社となる
ダイソーケミカル株式会社が子会社 大曹化工貿易(上海)有限公司を設立 上海事務所を開設
DS ウェルフーズ株式会社、DAISO Fine Chem USA, Inc. を設立 ダイソーケミカル株式会社が子会社 台灣大曹化工股份有限公司を設立 DAISO Fine Chem GmbH、DS ロジ スティクス株式会社を設立
サンヨーファイン株式会社の全株式を 取得し子会社化
タイ事務所を開設
株式会社食品バイオ研究センターの全 株式を取得し子会社化
サンヨーファイン株式会社が株式会社 食品バイオ研究センターを吸収合併 旭化成株式会社との合弁事業を解消 し、岡山化成株式会社を子会社化 DAISO CHEMICAL (THAILAND) CO., LTD. を設立
株式会社インペックスの全株式を取得 し子会社化
ダップ樹脂により経済産業省「グロー バルニッチトップ(GNT)企業 100 選」 に選定
株式会社 INB プランニングに出資 社名を株式会社 大阪ソーダとする
2015年4月、「高い志をもち 独創的なものづく
りで 豊かな社会の実現に貢献します」を新たな
グループ企業理念として制定しました。創立以 来今日まで当社グループが重んじてきた信条や、 100 周年を契機として新たに目指すべき将来像 をグループ全社員が共有し、これからも産業、 国家、人類の繁栄への貢献に努めてまいりたい と願っています。
レポート概要
○編集方針:このたび、従来発行してきた『環 境・安全報告書』を発展させ、この『大阪ソー ダレポート』を発行することになりました。 本報告書では、当社事業の強み、ビジネスモ デル、成長戦略など、事業推進を通じて企業 価値を高める活動と、環境保全、品質保証など、 地道に企業価値を支える活動を報告していま す。当社の企業価値をトータルな視点で報告 し、皆様とのコミュニケーションが一層促進 されることを期待しています。
○報告対象期間 :2014 年度(2014 年 4 月 1 日~ 2015 年 3 月 31 日)の活動を報告し ています。ただし、労働災害に関するデータ は暦年としました。また、これ以外の期間の 取り組みも一部掲載しています。
○報告対象組織 :財務データは連結決算。環 境データの範囲は 7 事業所(本社、東京支社、 研究センター、小倉工場、尼崎工場、松山工場、 水島工場)。
○参考としたガイドライン:環境省「環境報告 ガイドライン(2007 年版)」
企業価値の現在
財務(連結)/非財務ハイライト
2014 年度の連結業績は、売上高が初めて1,000億円を超え、5期連続で過去最高を更新。
営業利益、経常利益、当期純利益は、3 期連続で過去最高を更新。
目次
企業価値の現在
●財務(連結)/非財務ハイライト
社長メッセージ
●ステークホルダーの皆様へ
企業価値の創造・向上 [1]企業価値創出の仕組み ●事業内容
●特長と強み
[2]企業価値向上の取り組み ●さらなる成長に向けた戦略
企業価値の持続可能性の基盤 [1]会社の体制
●コーポレート・ガバナンス [2]現場での取り組み ●環境保全活動 ●品質保証 ●労働安全衛生・ 保安防災への取り組み ●物流安全
●社会とのコミュニケーション
データ編
●主要財務データ(連結) ●環境・安全データ
会社情報/株式情報
100周年を迎えた今こそ、
次の100年へ向けて挑戦を続ける
社長メッセージ
ステークホルダーの皆様へ
100周年を機に社名を変更し新たな決意を
当社は、1915(大正 4)年10 月26日に大阪曹達株式会社と して創立し、このたび 100 周年を迎えました。今日までご支 援をいただきました取引先、地域社会の方々をはじめとする、 多くのステークホルダーの皆様に心より感謝を申しあげます。 100周年を機に、本年10月1日に社名をダイソー株式会社か ら株式会社 大阪ソーダへ変更しました。私たちはこれからも、 創業時の開拓者としての精神を一層深化させ、独創的なものづ くりのさらなる推進に取り組み、次の 100 年の成長に向けて 挑戦してまいります。独創的な技術力で 100 年の成長を牽引
100 年前のわが国は農業国から工業国へと転換しはじめた頃 ですが、当社は当時の世界最新技術であった電気分解法による かせいソーダの製法を独自技術で開発し、1915 年に創業しま した。このことにより、かせいソーダの国産化が軌道に乗り、 わが国の基幹産業になりつつあった当時の製紙、繊維産業へ高 品質の原料を安定的に供給することによって、産業振興に大き く貢献することができました。その後今日に至るまで、かせい ソーダ、塩素、水素などをベースに、アリルクロライド、エピ クロルヒドリンへ基礎化学品を展開する一方、それらの誘導製 品であるアリルエーテル類、ダップ樹脂、エピクロルヒドリン ゴムなどの機能化学品、さらに医薬品原薬・中間体や精製材料 などのヘルスケア関連製品まで、独創性を重んじた技術開発を 通して業容拡大に取り組んでまいりました。
収益の 2 本柱を確立し、新規事業にも意欲的に
取り組む
現在、基礎化学品と機能化学品が収益の 2 本柱となっていま すが、進行中の中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」では、 ヘルスケア関連事業を収益の第 3 の柱に育成するとともに、 エネルギー・環境分野を中心に新製品・新規事業の創出に取り 組んでいます。
企業価値の向上を支える取り組み
当社がこれからも持続的な成長を図るためには、事業の発展 を通じた企業価値の向上が不可欠です。そのために、事業基盤 の整備・改善への取り組みを進めています。
会社の体制
体制面の改善として、当社は本年、会社の経営管理の組織形 態を監査役設置会社としたまま、外部の視点を経営に取り入れ るため社外取締役を 2 名選任しました。事業戦略を支えるため、 社内体制の改善には今後も継続的に取り組んでまいります。
事業推進における環境保全への取り組み
当社は化学物質を製造し取り扱う企業として、事業の推進が ある程度環境に負荷を与えていることを認識し、持続可能な事 業環境を形成するため、省エネルギー推進、産業廃棄物削減な ど、事業活動から発生する環境負荷を低減する取り組みをして います。
省エネ推進の例としては、ソーダ電解で発生する水素は二酸
化炭素(CO₂)が出ないクリーンエネルギーであり、それを代替 エネルギーとして利用し、CO₂ 排出削減に努めています。
事業推進自体による環境保全への貢献
環境保全の取り組みとしては、操業における環境負荷の低減 と同時に、事業推進自体による貢献にも取り組んでいます。自 動車の低燃費を実現する省エネタイヤ用改質剤「CABRUSTM(カ
ブラス)」の製造、独自技術による資源リサイクルシステムの 開発など、環境配慮製品・技術の開発に取り組むことで環境保 全に貢献しています。
リスク管理、地域との取り組み
また、企業価値の向上のために、当社事業の推進において様々 なリスク管理に取り組んでいます。製品の安全性と品質の保証や お客様対応、化学物質管理、操業における労働安全衛生・保安防 災活動、物流安全などのリスク管理や、さらには地域との相互 交流を図ることで操業しやすい環境づくりにも取り組んでまい ります。
今後も、事業戦略の推進を支える体制構築・施策の遂行によ り、他社との差別化、当社自身の企業価値の向上に取り組んで まいります。
挑戦を続け次の100 年の成長を目指す
先ほども申しあげましたように、当社は 100 周年を契機と した新たな成長への決意を表明しました。
今後も事業環境の変化に適応し、次の 100 年の成長を目指 して企業価値を向上させるため、グループ全社員の意識変革を 推進し、真に活力と革新力のある企業として挑戦し続けたいと 願っております。
今後も皆様からご支援とご鞭撻をいただけますよう、お願い 申しあげます。
当社は、創業時から続く基礎化学品とそれから派生した機能化学品の2つのコア事業による相乗効果を通じて、会社全体の収益力を向上させ、 企業価値を高めてきました。
当社は、1915年、素材産業の発展に不可欠なかせいソーダの国内生産を目的に、大阪曹達株式会社として創立されました。当時、世界でも最新 技術であった電気分解法によるかせいソーダの製造方法を、当社独自の「大曹式食塩電解技術」として開発し、高純度かつ高品質なかせいソーダ の工業生産に成功しました。当社製品の品質は国内外で高く評価され、特に当時わが国の基幹産業になりつつあった製紙産業、繊維産業の発展に 大きく寄与することができました。以後当社は、かせいソーダや塩素などのクロール・アルカリ製品を中心に基礎化学品事業を拡大させてきました。
1960 年以降は、それまでに培った基礎化学品の技術をさらに発展させ、それをベースに高付加価値の機能化学品事業に進出しました。まず、 かせいソーダを製造する際に併産される塩素を利用し、アリルクロライド(AC)とエピクロルヒドリン(EP)まで基礎化学品事業を拡大させ、さら にこれらを主原料に、特殊な合成樹脂や合成ゴムなどの機能化学品へ進出を果たしました。以来当社は、塩素を出発原料とする機能化学品の育成 に注力することにより、かせいソーダと塩素の生産を拡大し、基礎化学品と機能化学品の両事業を当社の収益の 2 本柱として強化してきました。
このように、AC および EP事業の拡大、さらにそれらの誘導製品である機能化学品の育成は、当社の事業拡大に好循環をもたらし、その拡大 テンポを速めることにつながりました。この AC および EP を核にして基礎化学品と機能化学品をバランス良く拡大する成長モデルを、当社では 「AC・EP チェーン」と呼び、1980 年代以降はこの成長モデルを通じて次々に高付加価値の機能化学品を生み出してきました。その多くは、現在
世界で唯一当社が製造しているダップ樹脂のように、ニッチ市場で確固たる地位を築いています。
2000年以降は、M&Aを積極的に活用し、医薬品原薬・中間体や環境ビジネスなどの新たな事業に進出し、現在は医薬品関連素材を中心とする ヘルスケア関連事業を 3 本目の収益の柱に育成するべく取り組んでいます。
当社は、基礎化学品から高機能の機能化学品を生み出す技術を確立し、両事業が相乗効果を生む成長モデルを構築してきました。そして、 その成長モデルを活用して、当社独自の特長や強みを引き出すことに取り組んでいます。
社内一貫生産で競争力を発揮
当社の成長モデル「AC・EP チェーン」の強みは、出発原料である塩素・AC・EP などの基礎化学品から機能化学品まで、一貫して社内で生産 しており、生産・品質・コストの最適化が可能となっていることです。これにより当社の機能化学品はグローバルに戦える高い競争力を発揮して います。
他社が追随しにくい特殊な機能化学品を製造
ACやEPを原料として製造する当社の機能化学品は、電気絶縁性、半導電特性、耐熱性、耐油性、反応性などの物性で、際立った性能をもってい るため、他の材料への代替が容易ではありません。また、製造には特殊な技術やノウハウを要するため、そのことが他社の参入を難しくしています。
グローバルニッチ製品で安定需要を確保、国内外シェア1位の製品が多数
「AC・EP チェーン」を通じて生み出される機能化学品の多くはグローバルニッチ製品として、国内外で確固たる地位を築いています。これらの 製品は安定した需要を確保し、国内外の市場で 1 位のシェアを獲得しています。
「AC・EP チェーン」から生み出された代表的な製品であるダップ樹脂により当社は、2014 年に経済産業省から「グローバルニッチトップ(GNT) 企業 100選」に選定されました。これは、ニッチな製品であっても、グローバル規模で大きなシェアを獲得して収益をあげている事業を顕彰する 目的で創設されたもので、ダップ樹脂は戦略性、独創性、市場占有性において優れていることが高く評価されました。
■「AC・EP チェーン」の概要
■ 国内外でトップクラスのシェアを獲得
エネルギー・ 環境
ヘルスケア 関連
国内初の自社技術による かせいソーダ生産開始 基礎化学品の基盤構築
機能化学品の創出 グローバルニッチの ポジションを追求 高付加価値化への挑戦
●かせいソーダ
●塩素・塩酸・水素
●かせいカリ
●次亜塩素酸ソーダ
●塩素酸ソーダ
●亜塩素酸ソーダ
主要製品
●アリルクロライド
●エピクロルヒドリン
●ダップ樹脂
●ダップ化粧板
●農薬原料
主要製品
●アリルエーテル類
●エピクロルヒドリンゴム
●電極
●液体クロマトグラフィー用
シリカゲル
●光学活性化合物
●医薬中間体
主要製品
●医薬品原薬
●機能性食品
●電子材料
●資源リサイクル
●省エネタイヤ用改質剤「CABRUSTM(カブラス)」
●ゴムコンパウンド
主要製品 医薬品関連分野へ進出 積極的な M&A などにより 新たな技術・事業領域を獲得 新たな成長エンジンの 創出
そして 次の100年へ
創業期
(1915 年~)
かせいソーダを生産 「基礎化学品事業」
1960 年~
プロピレンの 塩素化により アリルクロライド
を生産
1980 年~
機能性素材へ進出 「機能化学品事業」2000 年~
機能性素材の
拡大・強化
紙・パルプ 建材・建設 自動車 情報電子 医薬品
グローバルニッチトップ戦略を推進
アリルエーテル類 ダップ樹脂
エピクロルヒドリンゴム
機能化学品
高成長分野へ積極的に展開
高成長分野へ積極的に展開
収益構造の改革が大幅に進展電解事業(かせいソーダ・塩素など)
アリルクロライド(AC)
エピクロルヒドリン(EP)
基礎化学品
世界有数の競争力が目標
世界有数の競争力が目標
AC・EP チェーン
機能化学品の戦略をコスト面・品質面で支援 グローバル市場で戦える競争力を与える
基礎化学品の事業規模拡大に寄与
塩素消費の拡大によりかせいソーダを増産
ダップ樹脂
● 硬化インキ ●ホットスタンピング ●電子部品 ●化粧板
エピクロル
ヒドリンゴム
●自動車用 耐熱・耐油ホース ●OA機器用ゴムロール
アリルエーテル類
●シランカップリング剤 ●高級木工塗料
クロマト
●精密分析機器 ●医薬品精製
省エネタイヤ用
改質剤
●低燃費タイヤ
世界
1
位 世界1
位 世界1
位 世界1
位 国内1
位事業の変遷:時代の変化とともに新規事業を立ち上げ、コア事業の相乗効果による
成長モデルを構築し、企業価値を高めてきました。
(1)成長モデル「AC・EP チェーン」が生み出す特長と強み
(2)特長と強み
※シェア:当社調べ ■ 事業の変遷とこれからの成長イメージ
企業価値の創造・向上 [1]企業価値創出の仕組み
これからの100 年を見据えた挑戦
当社は、これからの100 年も引き続き成長していくために、10年先のあるべき姿「スペシャリティケミカルで存在感のある会社」をグループ ビジョンとして掲げ、2014 年 4 月から、2018 年度を最終年度とする 5 カ年の中期経営計画に取り組んでいます。
また、本年 100 周年を迎えるにあたり、4 月に「高い志をもち 独創的なものづくりで 豊かな社会の実現に貢献します」というグループ企業理 念を新たに制定し、10 月 1 日には社名をダイソー株式会社から株式会社 大阪ソーダへ改めました。この社名変更には、当社の企業イメージを 一新し、創業時の開拓者としての精神を一層深化させ、独創的なものづくりのさらなる推進に改めて取り組むという決意を込めています。これに より当社は、次の 100 年に向けて、全社員の意識改革を進め、さらなる飛躍に挑戦してまいりたいと考えております。
基本目標:ステージごとに数値目標を設定
現在進行中の5カ年の中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」は、2014 年度から創立100 周年の 2015 年度までの最初の 2 年間を「ステージ I」、 それ以降の3 年間を「ステージ II」として、ステージごとに目標を設定して います。
100 年間に及ぶ当社の持続的な成長の原動力は、独創的な技術力です。これによって特殊で他の素材による代替が難しい製品を創出し、他社と の差別化、国内外での確固たる地位につながっています。同時に、基礎化学品と機能化学品の 2 つのコア事業から、プラントや建材など、その他 の事業領域へも積極的に進出することによって当社は成長してきました。
現在当社は、これまで培ってきた技術を応用して、ヘルスケア関連やエネルギー・環境分野を中心に「新製品・新規事業の創出」に取り組んで います。特に、ヘルスケア関連事業については、主力の医薬品原薬・中間体や精製材料の強化に加え、健康食品素材や滅菌・除菌製品にも展開し、 次の 100 年の持続的成長に向けた推進力にすることを目指しています。
■ 成長の軌跡とこれからの道筋
今後、ヘルスケア関連事業を 3 本目の 収益の柱として育成
事業の変遷 基礎化学品事業で創業 機能化学品事業も収益の柱に
電機化学、無機合成、有機合成 キラル、バイオなどの得意技術の活用
●医薬品原薬・中間体
●液体クロマトグラフィー用シリカゲル ●滅菌・除菌薬剤
「AC・EP チェーン」:原料から製品まで一貫生産
●ダップ樹脂 ●アリルエーテル類 ●エピクロルヒドリンゴム
●サンヨーファイン(株)を子会社化し、 医薬品事業を強化
●(株)食品バイオ研究センターを子会 社化し、インフルエンザ治療薬原料 の事業へ進出
事業の 選択と集中
●有機化学品を取り扱う専門商社を 買収し、機能性材料分野の営業力 を強化、販路を拡大
●他社の民生用金属電極事業を取得 し、電極事業の用途開発を強化 ●ゴムコンパウンド事業会社に出資 し経営参加
医薬品、化粧品、健康食品、 環境ビジネスなどの製造企業 販売先 紙・パルプ、上下水道、建材・建設農薬、肥料などの製造企業 自動車、情報電子、UVインキ、めっきなどの製造企業
●当社が得意とする技術の活用により 他社の参入が容易でない領域に絞っ て事業展開
特長・強み ● クロライドとエピクロルヒドリン機能化学品の原料であるアリル の高いコスト競争力
●国内外でシェア 1 位の製品を多く もつ、グローバルニッチ製品群 ●他社からエピクロルヒドリン事業
の営業権を取得し、同分野の国内 トップメーカーに
●他社とのJV事業であった岡山化成 (株)を完全子会社化し、水島地区 でソーダ・塩素事業の基盤を強化 ●かせいソーダ・塩素・水素など ●アリルクロライド
●エピクロルヒドリン 製造工程
(1)独創的な技術力に基づく成長戦略の方向性
(2)中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」の概要
(3)中計の進捗状況:事業戦略が着実に進展
(4)2015年度の取り組み
中計初年度の 2014 年度の連結業績については、売上高は初めて 1,000 億円を超え、5 期連続で過去最高を更新しました。営業利益、経常利益、 当期純利益は 3 期連続で過去最高を更新しました。営業利益の約 7 割を機能化学品が占めており、これらのことは基礎化学品(コモディティ)か ら機能化学品(スペシャリティ)への事業転換が進展していることを示しています。
現在、基礎化学品については市場密着型の営業体制の強化などで収益性の強化に努め、機能化学品については海外市場を中心にトップシェア 事業の規模拡大、ヘルスケア関連事業では新規大型案件の開発などに取り組んでいます。また、当社が強みをもつ事業や技術の周辺領域での新 製品・新規事業の開拓に取り組んでいます。
基本方針:グループビジョン実現に向けて
当社では、グループビジョンである「スペシャリティケミカルで存在感のある会社」の実現に向けて、下記の基本方針で中期経営計画に取り組 んでいます。特に、「新製品・新規事業の創出」「海外事業の拡大」を計画推進のエンジンとして位置づけています。
●新製品・新規事業の創出:ヘルスケア関連、エネルギー・環境の分野を中心に新製品・新規事業の開発を推進しています。中計最終年度の 2018 年度に新製品売上高比率20%を目指しています。
●海外事業の拡大:グローバルニッチトップ(GNT)製品を中心に、アジアを最重要エリアと位置づけて海外事業の拡大に注力しています。 2018 年度に海外売上高比率 25% を目指しています。
●ヘルスケア関連事業の育成:同事業の売上高と利益を拡大し、基礎化学品、機能化学品に次ぐ 3 本目の収益の柱へ育成することに取り組んで います。
●既存事業の再構築・再強化:コア事業である基礎化学品のクロール・アルカリ製品、AC・EP、機能化学品の合成樹脂、合成ゴムについて、 競争力の強化とコストダウンに取り組んでいます。
●戦略投資の推進と諸制度の改革:中期経営計画の全期間を通して積極的に投融資を行い、既存コア事業の強化、新規事業の育成を戦略的に進め ます。また、グローバルレベルでの企業規模の拡大に併せ、人事管理システムなどの諸制度改革を推進し、組織力の強化、人材の育成に取り組 んでいます。
■ 業績の推移と計画
計画
1,400
1,200
1,000
800
600
400
0
140
120
100
80
60
40
20
0
売上高
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2018(年度)
経常利益
(売上高:億円) (経常利益:億円)
N
企業体質の強化
事業領域の拡大 G L機能化学品の強化 D新たな成長基盤の構築Y NAMIC ACTION-13 新たな成長エンジンの創出NEXT FRONTIER-100
売上高 1,300 億円 経常利益 100 億円
創立 100 周年
売上高
1,013
億円達成
連結売上高 連結経常利益 ROE
ステージ I
(2014 年度~2015 年度) (2016 年度~2018 年度)ステージ II
1,100億円 70億円 9%以上
1,300億円 100億円 10%以上
企業価値の創造・向上 [2]企業価値向上の取り組み
【レスポンシブル・ケアとは】
レスポンシブル・ケア(RC)とは、化学物質を製造し、または取り扱う事業者が、自己決定・自己責任の原則に基づき、化学物質の開発から製造、 流通、使用、最終消費を経て廃棄に至る全ライフサイクルにわたって「環境・安全」を確保することを経営方針において公約し、安全・健康・環 境面の対策を実行し改善を図っていく自主的管理活動です。当社は 2003 年 4 月に経営トップである社長がレスポンシブル・ケア基本方針の宣言 を行いました。
【レスポンシブル・ケアの基本姿勢】
● 関係法令や規則を遵守することはもとより、レスポンシブル・ケア(RC)の精神に則り、化学物質の総合安全 管理に係る自主基準を設定し、自主管理による継続的改善を図ります。
● マネジメントシステムを構築し、維持します。全ての組織および従業員は、基本方針に基づく目的・目標を もって活動します。
● 社会とのコミュニケーションを深め信頼の一層の向上に努めます。 ● 基本方針の理解と実効を上げるために、教育訓練を実施します。
【レスポンシブル・ケアの基本方針】
1.環境保全
(1)自然環境との調和を図り、環境保全を推進します。
(2)製品およびプロセスの開発において、環境負荷低減を考慮するとともに、 省エネルギ-・省資源を推進します。
(3)地域社会との融和を図り、生活環境の保全、改善に努めます。 2.保安防災
(1)事故、災害の防止を図ります。 (2)危機管理体制を堅持します。
(3)高圧ガス、危険物等の管理を徹底します。 (4)設備機器類の保安管理を推進します。 3.労働安全衛生
(1)労働災害の撲滅を図ります。 (2)作業環境の整備、改善に努めます。 (3)健康の保持増進に努めます。 4.物流安全
(1)法的およびその他の要求事項を遵守して、製品輸送の安全を確保します。 (2)製品の輸送、流通段階における安全上のリスクの低減に努めます。 5.製品安全と品質保証および取り扱う化学品の安全
(1)企業理念のもとに、お客様の満足する製品を提供します。 (2)適正な RC・品質・環境マネジメントシステムのもとで、製品安全と
品質保証および取り扱う化学品の安全を確保します。 (3)常に品質を第一に、コスト低減に努めます。 6.社会との対話
(1)RC 活動をはじめとして関係機関・団体等への報告を行います。 (2)地域との対話や活動に、積極的に参加します。
RC 活動を実施するにあたり、本基本方針を社内外に公表します。
(1)環境経営の考え方
【レスポンシブル・ケアの推進体制】
社 長
RC委員会
委員長 : RC 担当役員 委 員 : 事業部長 労働組合委員長 事務局 : RC・品質保証部
事業所RC委員会
(安全衛生・保安防災委員会) 委員長:事業所長 RC内部監査
IS内部監査
重大事故防止対策 フォローアップ
推進会議
重大事故防止対策フォロー 報告
報告・提案
指導
指導・推進 報告
チェック
当社の安全衛生・保安防災を含む 活動は、PDCAサイクルを 回して継続的な改善を図っております。
RC委員会 事業所RC委員会
RC 年度基本目標・ 施策とRC 実施 計画の決定 事業所のRC実施 計画の決定
各事業所
RC実施計画・ 重大事故防止作 戦に基づく活動
RC内部監査
RC実施状況を 監査・報告
RC委員会 RC推進会議
RC実施報告・法 的要求などに基 づいて、計画の 見直しや次年度 計画への反映
PLAN
DO
CHECK ACTION
当社グループは企業理念の一つに「私たちは、化学を中心とする事業を通じてより豊かな社会の実現に貢献します」を掲げて、「人と環境にやさ しい企業」を目指した事業活動を行ってきましたが、創立以来今日まで当社グループが重んじてきた信条や、新たに目指すべき将来像をグループ 全社員で共有するため、2015 年 4 月、「高い志をもち 独創的なものづくりで 豊かな社会の実現に貢献します」を、新たなグループ企業理念とし て制定しました。これにより、当社グループ創業時の開拓者としての精神を一層深化させ、独創的なものづくりによる産業、国家、人類の繁栄へ の貢献に努めてまいります。
当社は、コンプライアンス体制の整備と維持を図るために社長直 轄のコンプライアンス委員会を設置し、さらに、専門委員会として 情報管理委員会、公正取引管理委員会、貿易委員会を設置し、専門 的な法律問題に対応する体制を確立しています。また、コンプライ
アンス体制の一層の充実を図るため、コンプライアンス委員会およ び専門委員会には弁護士を社外委員として招聘し、法的意見を適宜 求める体制となっています。
(1)コーポレート・ガバナンスの概要
(2)コンプライアンス体制
株主総会
取締役会
会計監査人
代表取締役 社長執行役員
各事業部・本部 関係会社
監査役会
内部監査室
経営会議
コンプライアンス委員会 (内部通報窓口)
RC 委員会 品質保証委員会
コーポレート・ガバナンス体制(2015 年 6 月 29 日現在)
CSRへの取り組み
レスポンシブル・ケア(Responsible Care:RC)
企業価値の持続可能性の基盤 [1]会社の体制
企業価値の持続可能性の基盤 [2]現場での取り組み
コーポレート・ガバナンス
環境保全活動
基本的な考え方
当社は、経営環境に機敏に対応できる組織体制と、株主重視の公 正な経営システムの構築と維持を重要視しています。
また、監査役会設置会社として、取締役による的確な意思決定と 執行役員による業務執行を行う一方、適正な監督・監視が可能な経 営体制を導入し、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、実効性 を高めることに努めています。
取締役会
取締役会は、取締役 6 名(うち社外取締役2 名)で構成し、原則と して毎月 1 回開催し、取締役会規則に従い重要事項を付議するとと もに、業績の進捗について議論し対策等を検討しています。
なお、取締役の任期を 1 年とするとともに、執行役員制度を導入し、 取締役会を経営の意思決定機能および執行監督機能に、執行役員を 業務執行に分離し、効率的な企業経営と責任の明確化を図っていま す。
経営会議
取締役の職務執行上重要な事項については、代表取締役の諮問機 関として取締役を中心に構成される経営会議に付議され、代表取締 役の意思決定が的確に理解、実行される体制となっています。
監査役会
監査役は 3 名(うち社外監査役 2 名)であり、取締役会に出席す るとともに社内の重要な会議にも積極的に参加し、取締役の職務機 能を十分に監視できる体制となっています。
社外取締役および社外監査役
当社は、独立した立場で外部的な視点から当社経営への助言・監 督機能を担うことを目的として、社外取締役 2 名および社外監査役 2 名を選任しています。
事業所名 取得年月 認証機関 登録証番号
2014 年度目標
2014 年度報告
長期目標環境保全
環境保全
保安防災 労働安全衛生 物流安全
化学品・製品安全と品質保証 社会との対話
保安防災
労働安全衛生
物流安全
化学品・製品安全 と品質保証
社会との対話
環境負担低減設備を適切に稼動させ、 環境負荷低減および再資源化率向上 を図る。
エ ネ ル ギ ー 原 単 位、CO2排 出 量 を 1990 年度比 80% 以下とする。
環境負荷低減設備を適切に稼動させ、環境負荷低減および再資源化率向上を図る。 エネルギー原単位、 CO2排出量を 1990 年度比 80% 以下とする。
化学業界の「低炭素社会実行計画」に従い、 CO2排出量の削減努力をする。 重大事故防止対策を継続的に推進し、事故・災害を防止する。
労働災害の撲滅を図る。
安全輸送の継続とローリー荷役作業事故の撲滅を図る。 化学製品のコンプライアンスを徹底する。
RC 実施報告および官公庁への報告などを行い、社会とのコミュニケーションを図る。 重大事故防止対策を継続的に推進し、
事故・災害を防止する。
労働災害の撲滅を図る。
安全輸送の継続とローリー荷役作業 事故の撲滅を図る。
化学製品のコンプライアンスを徹底 する。
RC 実施報告および官公庁への報告な どを行い、社会とのコミュニケーショ ンを図る。
CO2排出量は、1990年度比100.1% で あった。
電気エネルギーの CO2排出係数の増 大の影響が大きく、原油換算原単位 (kl/t) は 1990 年度比 88.6%(対前 年度 100%で増減なし)であった。 重大事故防止対策達成率は、概ね 100%であった。
2014 年度の労災件数:4 件(前年度 4 件)で、前年度と同数であるが、内 3 件は不休業災害であった。
事故撲滅のための施策を強化したこと により、物流事故は 2 件(前年度 3 件) に減少した。
REACH、その他の化学品規制に対応 した。
官公庁・日本化学工業協会などへの報 告を実施した。
製品およびプロセスの開発において、環 境負荷低減を考慮するとともに、省エネ ルギー・省資源を推進する。
地域社会との融和を図り、生活環境の保 全、改善に努める。
事故、災害の防止を図る。 危機管理体制を堅持する。
高圧ガス、危険物などの管理を徹底する。 設備機器類の保安管理を推進する。 労働災害の撲滅を図る。 作業環境の整備、改善に努める。 健康の保持増進に努める。
法的およびその他の要求事項を遵守して、 製品輸送の安全を確保する。
製品の輸送、流通段階における安全上のリ スクの低減に努める。
企業理念のもとに、お客様の満足する製 品を提供する。
適正な RC・ 品質 ・ 環境マネジメントシス テムのもとで、化学品と製品の安全性を 最優先する。
常に品質を第一に、コスト低減に努める。 当社の事業活動に係る調査依頼および報 告に、適切な対応をする。
(2)環境経営の実践:目標と実績
(3)生産活動のマテリアルバランス
化学業界では 2008 ~ 2012年度の平均として、エネルギー原単位を 1990 年の80%にするように努力する「環境自主行動計画」に取り組んで きました。2013年度からは新たに「低炭素社会実行計画」(2013 ~ 2020 年度 ) への取り組みを開始しています。
当社は RC 活動の一つとして、事業活動において省エネルギー・廃棄物削減・地球温暖化防止などの環境負荷低減、法的およびその他の要求事 項の遵守、緊急事態への対応に取り組んでいます。
また、主力3工場(尼崎、松山、水島)および関連会社において、環境マネジメントシステムの国際規格である ISO14001 の認証を取得し、継続 的な改善を図っています。
尼崎工場 松山工場 水島工場
ダイソーエンジニアリング(株)
2001 年 5 月 2001 年 6 月 2000 年10月 2005 年 5 月
( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構
JQA - EM1558 JQA - EM1631 JQA - EM1051 JQA - EM4787
前年度と比較し、2014 年度の生産量は微増でしたが、水資源使用量は約 6% 減少しました。それは製品構成がやや変化したことによります。 大気汚染物質の排出量については、水素や都市ガスなどの代替エネルギーを使用するボイラーの適正な稼動も伴って、前年度と同等となってい ます。
2014 年度の生産活動のマテリアルバランスは以下のとおりです(小倉工場、尼崎工場、松山工場、水島工場、4工場の集計です)。
RECYCLE
OUTPUT
株式会社大阪ソーダ 4 工場
INPUT
水
16
,
708
千t
エネルギー使用量
(原油換算)109
千k
L
原材料
254
千t
製品生産量
579
千t
出荷包装量
※211
t
自主回収包装量
62
t
OUTPUT
CO
227.4
万t
SO
X0.71
t
NO
X20
t
ばいじん
2.70
t
COD
219
t
全窒素
63
t
全りん
6
t
排水量
24,859
千t
廃棄物
PRTR
発生量23,240t外部埋立量1,859t
排出量40.3t
移動量93.3t
※出荷包装量:製品の容器包装材として使用している紙袋、 プラスチック袋、ポリ容器の重量。
尼崎工場 松山工場 水島工場 ダイソーエンジニアリング(株)
2014 年度の目標と実績
2015年度の目標
事業所別 ISO14001 取得状況
企業価値の持続可能性の基盤 [2]現場での取り組み
(4)省エネルギーへの取り組み
(5)大気汚染・水質汚染の防止への取り組み
(6)産業廃棄物削減への取り組み
(7)環境に配慮した製品および技術の開発
2014 年度の生産量およびエネルギー使用量は、前年度とほぼ同等でした。エネルギー原単位に関しても、設備の適切な稼動に努めたこともあり、 前年度と同等でした。
当社の主力4工場(小倉、尼崎、松山、水島)は瀬戸内海およびその臨海で生産活動を行っており、瀬戸内海の美しい環 境保全のために排水管理を重要テーマとしています。また、地域と公害防止協定や環境保全協定を締結し、環境関連法の遵 守はもとより大気汚染や水質汚濁の防止と削減に努めています。
当社からの排水による環境負荷は、有機製品等(有機製品、プラスチック、医薬中間体など)の工程からの排出が主たる要 因であり、その負荷低減に努めています。
設備更新、システム改善、省力化などによりエネルギー使用量の削減に取り組みました。一方、高付加価値の製品比 率の増加に伴うエネルギー原単位の増加に相殺されたため、結果としてエネルギーの使用量は前年度と同等となりま した。
高付加価値製品の生産量増加に伴い、対象物質の排出・移動量が前年度比で 16% 増加しました。
大気汚染物質の8割以上を占める窒素 酸化物 (NOx) が増加したことにより、大 気汚染物質の排出量が前年度比で 28% 増加しました。
水質汚濁物質の大半を占める化学的酸 素要求量 (COD) をわずかですが低減さ せることができ、水質汚濁物質の排出量は 前年度比1.0% 減少しました。
ソーダ電解で発生する水素は CO2を排出しないクリーンエネルギー であり、水素の利用を当社の代替エネルギー施策の一つとし、現在水 素ボイラー2 基から発生する熱エネルギーの回収により、CO2排出削 減に努めています。また、2006年度にCO2排出量の少ない都市ガス ボイラーを尼崎工場に設置し、合計3基のボイラーにより、2007年度 以来、重油使用量を原油換算で年間約4,000kL 削減し、CO2の排出量 を年間約15,000t 削減しました。
2014 年度も、環境への配慮と業務効率の向上を目指し、 クールビズ活動に取り組みました。
対象事業所:全事業所(本社、東京支社、工場、 研究センターほか)、関係会社
活 動 期 間 : 2014年5月1日(木)~ 10月 31日(金) 活 動 内 容 : ノーネクタイ、ノー上着、
室内温度管理(設定:28℃)
当社では以下のエコ通勤活動を推進しています。 (1)1台の車に乗り合わせて通勤
(2)時間帯をずらして渋滞を回避 (3)交通手段の変更
(4)エコドライブの推進
尼崎工場の水素ボイラー 松山工場の水素ボイラー 尼崎工場の都市ガスボイラー
2000 年に「循環型社会形成推進基本法」が制定され、各種のリサイクル法が施行されました。当社は、製造工程から副生した有機塩素系化合 物を原料とした塩酸製造設備、廃液燃焼設備で塩酸と蒸気を回収し、資源とエネルギーに再利用するシステムで廃棄物の削減を行っています。また、 排水処理で発生した有機スラッジの肥料化、ごみの分別回収とリサイクルなどにも取り組んでいます。
当社が製造・販売している省エネタイヤ用改質剤「CABRUSTM(カブラス)」※ 1 は、低燃費タイヤの添 加剤として使用されるポリスルフィド系シランカップリング剤です。
「CABRUSTM」は、馴染みの良くないゴムとシリカの結合を補助し、タイヤの転がり抵抗※ 2 を減少さ せることにより燃費を改善する効果があります。
「CABRUSTM」を使用したシリカ配合タイヤは、低燃費を実現することにより CO
2の排出量を削減でき、 欧州を中心に普及し、地球環境保全に貢献しています。
※ 1「CABRUSTM」:Coupling Agent for Bonding RUbber and Silica の頭文字。
※ 2 転がり抵抗:走行時のタイヤの振動や摩擦による発熱。
水銀除去をはじめとする当社の独自技術を生かして、様々なリサイクルシステムを開発、提供しています。また、製品の開発段階からリサイク ルに配慮した製品づくりを進めています。
● 排ガス・排水中の水銀除去設備 ● 廃プラスチック減溶化リサイクル技術 ● 使用済蛍光管のガラス回収リサイクル技術 ● エッチング廃液の再生リサイクル技術
当社グループの(株)ジェイ・エム・アールは、当社の水銀処理技術をベースに、使用済蛍光管や水銀 ランプの「ゼロ・エミッション」を目指して処理事業を行っています。
使用済蛍光管を切断・破砕・水洗処理後、ガラス・蛍光剤・金属・水銀を各々回収リサイクルします。 近畿、中部圏を中心に約 2,000 社と契約し、年間約 400万本(40W直管型蛍光管換算)を処理して います。
当社とダイソーエンジニアリング(株)は、上水道をはじめプール、 温浴施設などの水をオンサイトで殺菌できる二酸化塩素水生成装置 「レジオクリーン」と次亜塩素酸ソーダ生成装
置「次亜 de クリーン」を開発しました。 循環風呂などで最も問題となるレジオネラ 菌などを殺菌できることが特長で、温浴施設 やプール、冷水塔、医療や食品関連施設など での殺菌装置として提案しています。
当社の基盤技術を活用し、ダイソーケミカル(株)と(株)大林組との 共同開発で、吹付けアスベスト粉じん飛散防止処理剤「ニューダイロッ ク」を提供しています。
「ニューダイロック」は珪酸塩 を主成分とする水性無機系処理 剤で、有機溶剤などの VOC 問 題がなく、アスベストへの浸透 性に優れていることが特長です。
エネルギー使用量
横ばい
排水熱分解による有価物回収設備(松山工場)
エネルギー使用量削減の取り組み
詳細データP19
クリーンエネルギーの使用
クールビズ活動
エコ通勤推進活動
PRTR 法対象物質管理
PRTR法対象物質 排出・移動量
16
%
増加
大気汚染物質の 排出量
28
%
増加
大気汚染防止の取り組み
詳細データ
P19
詳細データ
P20
水質汚濁防止の取り組み
詳細データP20
水質汚濁物質の 排出量
1.0
%
減少
詳細データ
P21
省エネタイヤ用改質剤「CABRUS
TM(カブラス)」は車のCO
2
排出量削減によって地球環境保全に貢献
保有技術を資源リサイクルへ応用
水銀吸着剤「ダイソー MR」を利用した環境保全設備および蛍光管リサイクル事業
安全で清潔な水づくりのために
アスベストを完全に除去するために
企業価値の持続可能性の基盤 [2]現場での取り組み
環境保全活動
▲回収ガラス ▲回収蛍光剤 ▲回収金属 ▲回収水銀
「CABRUSTM」を使用したシリカ配合タイヤ
(株)ジェイ・エム・アール尼崎工場
(1)品質保証の取り組み
(2)製品安全・化学物質管理への取り組み
(1)労働安全衛生・保安防災活動
(2)防災訓練・休業災害防止活動
当社は RC 活動の一つとして、事業活動において化学品や製品の安全と品質保証、および、お客様からの要求事項への迅速な対応、品質トラブ ルの防止活動に取り組んでいます。
そのために、主力3工場および関連会社において品質マネジメントシステムの国際規格である ISO9001 の認証を取得し、各事業所の ISO 活動 において半年に1回営業部門を通じて評価した顧客満足度をマネジメントレビューで確認し、継続的改善により顧客満足度の向上を図り、お客様 の満足する製品の提供に努めています。
製品の安全データシート(SDS)を整 備し、多くの製品についてはホームペー ジで公開しています。
クレームなどの品質トラブルに迅速に対応し、早期に是正するためのデータベースを運用しています。データベースで情報を共有することによっ て全社に水平展開し、類似の品質トラブルの予防を図っています。
当社では平素より製品の物質管理および情報収集に努めており、化審 法※ 2の国内法以外にも、RoHS※ 3、SVHC※ 4などの化学物質の詳細な含 有情報に対するお客様からのご要望に対応するため、SDS を補完する 目的で当社様式の「特定の化学物質含有情報シート」や、アーティクル マネジメント推進協議会の「MSDSplus※ 5」を作成し、定期的なリスト の見直しに迅速に対応、お客様に提供しています。
※ 1 JAMP:アーティクルマネジメント推進協議会(Joint Article Management Promotion- consortium)の略。
※ 2 化審法:「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の略。
※ 3 RoHS:電気・電子機器における特定有害物資の使用制限(Directive on the Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)の略。
※ 4 SVHC:発がん性、変異原性、生殖・発生毒性その他、人の健康や環境に重大な影響を及ぼ す高懸念物質(Substances of Very High Concern)の略。
※ 5 MSDSplus:製品含有化学物質情報を伝達するための基本的な情報伝達シートで、製品中に 含有される成分を管理対象とする「法規等の名称」、管理対象物質の「含有有無」 を記載したもの。
当社では近い将来に発生が予想される巨大地震に対して、各事業所の生産設備への被害想定とともに、関連する各種の原材料や水道や電気な どのユーティリティ、物流関係の復旧予測をもとにした事業継続計画(BCP)をそれぞれの製造拠点ごとに策定しています。また、各事業所にお いて緊急時対応要領を策定し、緊急時の連絡系統や安否の確認方法について周知徹底を図っています。
また、インフルエンザ感染症の大規模な流行に備えた BCP も策定し、従業員間の感染防止による生産人員の確保や各事業所間の相互応援体制 についても検討しています。
2014 年度の重大事故防止対策の推進のため「ZA2014」※として下記のスローガンを定め、労働災害や事故の撲滅に努めました。4工場と研究 センターは、重大事故防止対策に12 年間継続して取り組んでおり、PDCA サイクルを回して成果の向上を目指しています。
この活動のフォローアップは毎年10 月に実施して進捗状況の確認を行っています。 ※ ZA2014:「相互理解で情報を共有し、重大事故を防止しよう。」
事業所ごとに地域の防災訓練に参加し、また事業所内でも総合防災訓練と通報連絡訓練を実施しました。 当社は、RC 活動の一環として労働安全衛生・保安防災を重視し、取り組んでいます。
松山工場 RC 推進会議風景
RC 委員会
RC 推進会議(安全衛生会議を含む)
事業所 RC 委員会(安全衛生・保安防災委員会を含む) 職場会
年 2 回 開 催 年 2 回 開 催 毎 月 開 催 毎 月 開 催
各工場と研究センターで外部講習による危険予知(KY)トレーナーを育成し、職場の KY 活動に反映させています。
全事業所(7事業所)で、メンタルヘルス・ケアについて外部講師による教育、ビデオによる教育を実施して、メンタルヘルスの維持・改善に努 めています。
事業所ごとに資格取得の目標を掲げ奨励することによって、主要資格取得者は前年度比で26名増加しました。
定期的な RC 委員会(安全衛生・保安防災委員会を含む)の開催、重大事故防止対策、KY 活動などを継続して実施しましたが、2014 年度は1件 の休業災害が発生しました。
事業所名 取得年月 認証機関 登録証番号
尼崎工場 松山工場 水島工場
ダイソーエンジニアリング(株)
1996 年 3月 1995 年10月 1994 年 6月 2015 年 3月
( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構 ( 一般財団法人 ) 日本品質保証機構
JQA- 1181 JQA- 0998 JQA- 0539 JQA- QMA15188
安全データシート(SDS) MSDSplus
本社 小倉工場 尼崎工場 松山工場 水島工場 サンヨーファイン(株) 福井工場
尼崎工場 松山工場 水島工場 ダイソーエンジニアリング(株)
事業所別 ISO9001 取得状況
品質トラブルの防止
安全データシート(SDS)
JAMP
※ 1MSDSplus
事業継続計画(BCP)
ZA(ゼロ・アクシデント)と重大事故防止対策の推進
労働安全衛生・保安防災の活動
危険予知(KY)トレーナーの育成
メンタルヘルス・ケア活動
資格取得の取り組み
詳細データP21
主な資格の保有状況 総資格者数(延べ)
1,456
名
(前年度比26名増)
防災訓練
休業災害防止活動
詳細データP21
企業価値の持続可能性の基盤 [2]現場での取り組み
インターンシップ
工場見学、工場近隣住民との交流
イエローカードとGHSラベル
運輸部会の開催と緊急対応訓練
101,365 5,172 5,747 3,450
32.75 452.78 8.00
100,893 47,704 47.3 26,760
0.6
7.7 6.2 12.8 2,015 2,811 1,469
7,460 △ 1,853 5,954 20,095
420 111,771,671 46,944.1
2014
2010
(年度) 2011 2012 2013
物流安全への取り組み
地域社会との交流
● 工場ごとに「運輸部会」を定期的に開催し、輸送業者やドライバーに安全輸送の徹底を図っています。 ● 工場関係者と輸送業者が合同で緊急対応訓練や通報連絡訓練を実施しています。
● 当社は、毎年定期的に「レスポンシブル・ケア実施報告書」を日本レスポンシブル・ケア協議会に提出しています。 ● また、官公庁や団体からの調査依頼を受けて報告しています。
● 事業所は法令や環境保全協定などに基づいて県や市に定期的に報告しています。
● 企業にとって地域社会との関係はますます重要になっています。当社はレスポンシブル・ケア地域説明会に参加しています。 ● 環境保全活動の一環として、清掃活動など地域の様々な活動に積極的に参加し、交流を深めています。
当社は 5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)活動に基づいて事業所内はもとより定期的に各事業所の周辺の清掃活動を実施しています。
2014年度は小倉工場で 7 件、尼崎工場で 32 件、松山工場で 10 件、水島工場で 16 件の工場見学が実施され ました。そのうち尼崎工場 1件、松山工場 2 件については、工場近隣の高校生、大学生に対して生産活動の概略 と生産設備について紹介しました。
2014 年度は教育機関からのインターンシップの要請に対応して、小倉工場で 3 名 (8 月、3 日間 )、尼崎工場 で 6 名 (8 月、5 ~ 10 日間 )、松山工場で 4 名 (10 月、4 日間 ) の学生への技術指導や体験労働の実習を行いま した。
● 毒物・劇物および危険物に該当する製品の「イエローカード」を整備し、運転手への教育 と通報連絡訓練を実施して、輸送時の安全確保と緊急時への適切な対応を図っています。 ● ドラム缶や石油缶入り製品の混載輸送や保管時における安全性確保のために応急措置、 指針番号や国連番号を記載した「GHS ラベル」(容器イエローカード対応)を製品容器に 貼り付けています。
輸送業者表彰制度により、物流事故低減に大きく寄与した優良ドライバーなどに対して表彰を行っています。2014 年度は 6 名を表彰しました。 松山工場関係 2 名/水島工場関係 4 名
運輸部会漏洩訓練
イエローカード GHSラベル
小倉工場 尼崎工場 松山工場 水島工場 サンヨーファイン(株) 福井工場
工場見学
インターンシップ
業績
売上高(百万円)
営業利益(百万円)
経常利益(百万円)
当期純利益(百万円)
1 株当たりデータ
1 株当たり当期純利益(EPS)(円)
1 株当たり純資産(BPS)(円)
1 株当たり配当金(年間)(円)
資産・負債
総資産(百万円)
純資産(百万円)
自己資本比率(%)
有利子負債(百万円)
有利子負債比率(D/E レシオ)(倍)
財務指標
自己資本当期純利益率(ROE)(%)
総資産経常利益率(ROA)(%)
株価収益率(PER)(倍)
設備投資額(百万円)
減価償却費(百万円)
研究開発費(百万円)
キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)
株式データ(各期末)
終値(円)
期末発行済株式数(株)
期末時価総額(百万円)
80,757 4,470 4,618 2,425
22.47 318.11 7.00
65,214 33,601 51.4 10,743
0.3
7.3 7.0 12.7 1,279 3,008 1,549
5,370 △ 1,312 △ 4,726 5,764
285 111,771,671 31,854.9
82,489 4,082 4,246 1,940
18.41 329.94 7.00
67,677 34,843 51.4 10,148
0.3
5.7 6.4 14.4 3,532 2,770 1,550
3,950 △ 2,340 △ 1,385 5,881
266 111,771,671 29,731.3
83,149 4,538 5,025 2,888
27.41 362.74 7.00
76,804 38,246 49.7 14,015
0.4
7.9 7.0 10.4 7,030 2,363 1,367
4,711 △ 5,182 430 5,934
285 111,771,671 31,854.9
91,621 4,751 5,241 3,029
28.76 394.99 7.00
84,326 41,615 49.3 19,990
0.5
7.6 6.5 12.7 5,832 2,510 1,411
5,177 △ 8,336 5,233 8,197
365 111,771,671 40,796.7